~第1章~ それは、感動の予感?

11月16日(月) リハーサル



リハーサルを見るのは、ある意味でライヴ以上に刺激的だ

さて、ライヴを見るのも楽しいがリハーサルを見るのも貴重な体験である。リハはいわばライヴの練習であり、未完成の部分を完成へと導くものである。アーティストのリハを見られるなんて『この世界に入ってよかった』と思う瞬間でもある。さて、今回のライヴのリハーサルは11月15日、16日、18日の3日間。そのうちの2日目、11月16日に東京江戸川橋のライトスタジオで行われたリハーサルの模様を伝えましょう。さて私自身、フルライヴでのリハは、infix(奇しくもQチャンと同じ事務所だった)に続いて2度目になるが、リハーサルスタジオの狭さには毎度びっくり。本番のステージよりちょっと広いぐらいでしょうか・・・特にヴォーカルのすどぱぁは鏡を前に入念に動きをチェックしていました。なお、写真が暗くて申し訳ありません。ご了承下さい。
リハは鏡のあるスタジオで行われる サポートメンバー3人も勢揃い

まずは曲順に・・・

この日のリハは、午後1時から10時までびっしり。私は午後3時頃にお邪魔しましたが、その時メンバーは、本番の曲順に次々と演奏しておりました。時には演奏を止め、時には曲のつなぎ目部分をチェックしていたり・・・そして、食事を挟んで、本番の流れどおりに進めるリハ・・・いわゆる”通しリハ”へと進んだのでした。
久しぶりに聴いた
すどぱぁの生歌
この姿は焚き火の時も
見たような・・・

サポートメンバー紹介

さて、Qチャンのサポートメンバーは、文字通り長年2人をサポートしている面々なのだ。よってこの日は演奏面では比較的スムーズに進行。さすがに手慣れたものだ。それでは、ここでざっとメンバーを紹介しておきましょう。まず写真左は、ギターの稲葉成秀さん。大学のクイズ研究会に所属しているかのような知的な感じの人ですが、私とは”プロレス”という共通の趣味を持っている事をこの日発見して、すぐさま意気投合!早速1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会を一緒に観戦する事になりました。そして、中央に位置するのはドラムの芝典生さん。下の写真だと分かりにくいのですが、あの元X-JAPANのTOSHIに似ていて、旅番組のナレーターになれるのでは?と思うほどの低音が魅力的な人です。そして、写真右は、ベースの森賢一郎さん。サーファー?のように日焼けした肌が素敵ですが、この人は大の酒好き。『えっ、打ち上げって飲み放題ですか?』と聞いてきた時の目はとても輝いていました。
ギターの稲葉さん ドラムの芝さん ベースの森さん

変わった趣向で・・・

ライヴは、アーティストと同じ空間を楽しむモノです。と同時に、ある意味でライヴコンセプトが要求されます。そのコンセプトのひとつに、今までとは変わった趣向で楽しんでもらう事が挙げられるのではないでしょうか・・・案の定今回のライヴも、下の写真のようにすどぱぁが弾き語りをしたり、割さんがヴォーカルマイクを握るなど一工夫。Qチャンのまた新しい一面を見る事が出来て、本番への期待感が高まったのでした。あっ、写真はないけどすどぱぁのドラム姿というのもありました。詳しくは本番の方でお楽しみ下さい。
すどぱぁの弾き語りだ! 割さんもマイクを握る!

今回もあるぞ!講座!

Qチャンのライヴを初めて見たときにびっくりしたのは『講座』と称する演奏以外で楽しませるモノがあった事。音符をベースにして外国語を学ぼうというモノだが、これが毎回大ウケ!しかも、それでお客さんを交えて合唱タイムが設けられるのもライヴを見る上で儲けモノだ。この日も、今回のライヴ用に新しい講座が披露されたが、割さんもダジャレを交えて楽しく進行。それにしても毎度良く考えるもんだなぁと私も感心。
講座はこのような配置になる 身振り手振りの割さん

贅沢だっ!

斡旋大臣』の業務がまだ進んでいない為?1~2時間顔を出して帰ろうと思っていた私だが、リハとはいえライヴのなんとも言えない心地良い空間に、席を立つ事を忘れ、結局最後までその場に居てしまった。本番を前に得した気分。それに、ギャラリーは私1人という事で、横目で見ていたにもかかわらず『私1人のために演奏してくれたライヴ』という感じで最高の贅沢を味わったのでありました。それには、すどぱぁも、『見られているって感じで緊張感あった~』と、私は、これが精神的に良い方向に行くよう祈るばかりでした。なお、リハが終わった後もすどぱぁは弾き語りの練習を続け、見事にうまくいった様子が左の写真。その頃割さんは、コーヒーを飲みながら一服。カメラを向けると、ホッとしたのか右のような顔をしていましたが、ちょっと壊れすぎじゃない~?割さん!
すんごい嬉しそうなすどぱぁ 本当はいい男なんだから・・・

ミーティング

リハ終了後もまだまだ終わりません。何か問題点はないか?と演奏以外の部分でのミーティングを入念に行っておりました。ふだんは演出面で相当気苦労が発生しますが、今回はそれ以上。しかし、メンバーのやる気と楽しんでもらうという熱い気持ちがひしひしと伝わってきました。う~ん、楽しみだ!
リハ終了後にはミーティングが・・・ あれっ?森さんがいない!

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11月19日(木) ”聖地”名古屋へ・・・車組出発


いよいよ出発

いよいよ名古屋に向けて、先発隊である『車組』が出発。午前11時半に、今回の『レンタカー大臣』である稲葉さんの自宅最寄駅に集合。車は既に前日に借りており楽器も搬入済み。あとは稲葉さんから車を受け取るだけだったのです。

殺気を感じた

私はこの日、『運転大臣としては絶対遅れてはいかん!』と、集合時間より30分も早く到着。さすがに早いとみてお茶でも飲もうと駅周辺をキョロキョロ。しかし、事件はその時起こった。私を襲う異様な殺気を感じたのだ。まるで誰かに見られているような・・・。私はなるべく人のいない方に視線を移し、『こんな大事な時に嫌な目にあいたくない』とばかりに殺気を完全無視。目の前にあった『ミスタードーナツ』を目指して歩を進めた。が、しかし・・・その殺気が私に近づきつつあった。距離がどんどん縮まる。私は『やばい』と思いながら足を速めると、その殺気は駅に立っている大学生らしき人間から放たれているのを感じた。『うわっ、アンケート調査か?それとも”あなたの健康と幸せを”のあの類のモノか・・・なんか嫌だな』そう思いながらも、その殺気はどんどん近づいてくる。無視できない状況になってきたのである。そして、その時である! 『牛嶋さん!』 『は?』と思い、その男の顔を見ると・・・『あれまぁ、小林さんじゃないですかぁ~』
ご存知!Qチャンの元マネージャーの小林龍生氏だったのだ。『なに~?びっくりさせないでよ!(笑)』と殺気から一転!久しぶりの再会を喜び、一緒に時間までお茶を飲むことになったのでありました。(笑)でも、後から小林氏から聞いたのですが、『あの時、牛嶋さん逃げるように僕から遠ざかっていきましたね。俺を避けてるの分かりましたよ(笑)』だって。ごめんね、龍ちゃん。

すどぱぁが、お見送り

小林氏と一緒にお茶していたら、あっという間に約束の時間(11時30分)になった。それから、まず割さんと『レンタカー大臣』の稲葉さんと落ち合い、無事に車を受け取ったのでした。その後、車は一旦すどぱぁ邸へ。そこですどぱぁの小荷物を受け取り、さぁ、出発の段取りとなりました。明日新幹線で名古屋入りするすどぱぁも『行ってらっしゃ~い』と見送ってくれました。
すどぱぁがやってきた すどぱぁ、眠いの? すどぱぁに見送られてさぁ、出発だ!

計算外のノロノロ走行

午後0時過ぎに出発。順調に行けば午後5時には名古屋に着くだろうと思われたが、これが計算外。まず、東京インターまでの間に渋滞に引っ掛かってしまったのです。時間にして約1時間。でも、『ゆっくり行きましょう。着けばいいんだ』とマイペース走行を心がけたのでした。その後東京インターから東名高速道路に無事に乗る事が出来ましたが、なんと、ここでも異常発生。なんと、レンタカーが、良い意味?で年季のはいった車でスピードが80キロしか出なかったのです。いや、それ以上のスピードも出るには出たんですが、100キロ出すと車が横に揺れ、また、アクセルを踏むと『ブオオ~ブオーン』と、まるでポルシェかフェラーリを運転しているかのような爆音が轟き、割さんの音楽感覚が麻痺するのを恐れ、80キロ走行にする事にしました。でも話によると、車の問題ではなく、楽器が重いから・・・のようでしたが・・・(笑)ゆっくりながら名古屋へと順調に進むのでありました。その後、午後2時を過ぎた所で『昼食 を採ろう』と、足柄サービスエリアで第1回の休憩と相成りました。と同時に、運転も小林氏にチェンジ。
まずは足柄SAで第1回の休憩 割さんはカツカレーを注文

旅の楽しさは休憩にあり

車での旅にはサービスエリアでの休憩は欠かせません。いや、逆にそれが楽しみだったりするのです。今回は『2回は休憩を取ろう』と決めていましたが、2回目は比較的大きなサービスエリアである浜名湖でとりました。このSAは浜名湖を見渡せるデートにも最適の環境でもあり、数多くのドライバーが休憩を取っていましたが、割さんと私と小林氏は男3人で浜名湖を眺めて休憩。その頃時間は午後4時頃だったでしょうか・・・辺りは薄暗く、そして寒く・・・寂しくコーヒーをすすったのでした。その後も80キロ走行。そして、ようやく午後6時20分に名古屋インターに到着しましたが、インターを出てからの一般道が大渋滞。ホテルに着いたのが午後7時過ぎという、なんと7時間の大移動となってしまったのだ。でも、無事に着いてよかった。
浜名湖を背に自分の世界に入る 浜名湖SAにて1本足ポーズ

割さん、おおはしゃぎ!

7時間の大移動のあとは、疲れた割さんをもてなそうと、私の古巣であるCBC関係者と”もつ鍋”を会食。『斡旋大臣』の任務を遂行すべく、奇しくもQチャンと同じ事務所だったinfixのメンバーと、名古屋でライヴを行った際にも食べに行った店(鍋屋ポポロ)に行ったのであります。さて、同席したのはCBCの大石邦彦アナ、みうら学氏、アルバイトの竹内麻依ちゃんらの『ぽっぷん王国』お馴染みのメンバー。また、割さんの明日の活力となるよう?女性ゲストとして丹野みどりアナ(CBC)、沢木由実アナ(東海テレビ)も割さんのために掛け付けたのでありました。割さんは『前日は深酒が出来ない』と言ってた割には酒も進み、結構ご機嫌で『牛嶋さん、全然飲んでないじゃないですかぁ~飲んでよ~』と私に絡む絡む・・・(笑)とにかく『斡旋大臣』の任務終了だっ。
ここのもつ鍋は超美味
シカ肉にも負けない
ほど最高でした!
左から、私、小林氏、大石アナ、みうら氏
割さん、丹野アナ
残念ながら麻依ちゃん、由実ちゃんは途中で帰宅