このページは、2002年11月16日(土)~11月18日(月)に行われた『A.B.C.-LIVE 山陽ツアー2002』を前に、A.B.C.の大間ジローさんがFM岡山でプロモーションを行った時の様子をお伝えします。



『VERY VERY VEGETABLE』
(2002年10月18日(金)放送)

2002年11月16日(土)~11月18日(月)にの『A.B.C.-LIVE 山陽ツアー2002』を前に、大間ジローさんが単身岡山に上陸。FM岡山でプロモーションを行った。そして、大間さんにとどまらず、清水仁さん、松尾一彦さんにも電話をつなぎ、A.B.C.を制覇。いやいや、以前、牛嶋は、小田和正さん、鈴木康博さんにもインタビューをした事があるので、これでオフコースを制覇となった。その一部始終をどうぞ文字でお楽しみ下さい。

(牛嶋)時刻は12時をまわりました。ベリーベリーベジタブルフライデーエディション牛嶋俊明が送りしておりますが、お待たせいたしました。こ こで素敵なゲストをご紹介したいと思います。A.B.C.の大間ジローさんでーす。(拍手パチパチ)
(大間)こんちはー。大間ジローです。どーも。
(牛嶋)私としては目の前に大間ジローさんがいらしゃる。非常に感激してるんですけどねぇ。
(大間)いやいや、とんでもない。
(牛嶋)大間ジローさん、現在はA.B.C.という形でがんばっていらっしゃるんですけれども。元々はオフコースのドラマーとして活躍されていて、私、オフコース神様のように仰いでましたんで。
(大間)えーっ。じゃー。
(牛嶋)大間さん変わってないですよね。
(大間)えっ、そうですか?
(牛嶋)さっきからちょっとさむいギャグを連発してますねぇ。
(大間)ははは、若干ねぇ。まぁそれはやっぱりねぇ、テイストは変わってないですねぇ。人としての。
(牛嶋)オフコース時代は結構いろんなこと言ってたじゃないですか。なんか、怒った人の飲んでる飲み物は何だ。コーラ!みたいな。
(二人)ははははははは・・・・・・。
(大間)なんで、いきなりもう、テンション高いですねぇ。
(牛嶋)三浦友和が山口百恵の待つ家に帰ってきた時になんて言ったかって言ったら肩ももえって言ったって。
(二人)ははははははは・・・・。
(牛嶋)なんかいろいろありましたね。
(大間)なんかあんまり来ないんで歌歌ってたって”私、待つわ”だって。
(牛嶋)(シラー)
(大間)あっ、すみません。ほんとに。
(牛嶋)この大間さんの小田さんから言うと白いギャグって言うんですよね。
(大間)白いって言うんですよねぇ、あの人ねぇ。ええ。
(牛嶋)その白いギャグの良さを通り越すとより良くなるみたいなことをおっしゃっていましたねぇ。
(大間)なんかねぇ。そっから、大間ジローワールドに入っていくんですが。なかなかその入り口がねぇ難しいかもしれませんねぇ。
ミキサーも同時に担当。ワンマンスタイルである

(牛嶋)でもほんとに相変わらずの大間ジローさんって感じで嬉しいっすよ。そのままの大間さんって感じで。ハイ。A.B.C.としてご活躍されてるんですけど、A.B.Cってこれ。
(大間)A.B.C.っていうのはですねぇ、アコ-スティック ビートルズクラブという略なんですけど、今から3年前の1999年にあるプロデュー サーの勧めで3人でなんかやってみない?って言われて、そのイベントが「アコ-スティック ビートルズ クラブ」というイベントだったんですよ。解散してから3人でやった事もなかったんで。それでいろいろ右往左往しながら、なんかもっと軽い気持ちで音楽をもう一度こう、10代の頃に戻ってね、楽しんでやってみようってことで。ビートルズをアコースティックで。というアイデアがすごいすんなりいけたんですね。そこから3人でやった時にやっぱり演奏し終わった後ね、手の内がすごい分かると良くて・・・昔取った篠塚っていうんですか?
(牛嶋)杵柄ですよ。
(大間)杵柄、そうでしたか。ははは・・・。
(牛嶋)そうですよ。
(大間)わかんなかったんですけど、なんかいいなってことで・・。そっから活動を・・。
(牛嶋)大間さん、大間さん、真面目な話をしてるんですから、話を止めないでください。ほんとに
(大間)リスナーの皆さん、こんなゲストは初めてでしょ。
(牛嶋)で、どんな話でしたっけ?
(大間)そっからですね、・・・はははははは(ここで笑いが止まらなくなる)
(牛嶋)A.B.C.の話は後ほどにしましょう。


♪~ワインの匂い~♪(OFF COURSE)


(牛嶋)オフコースでワインの匂いをお届けしたんですけれども。この時は大間さんはまだ加入していないんですよね。
(大間)ええ、これは加入していないんです。でも、この頃ライブで見てるんですよ。紹介を受けたりして。すっごい良かったですね。また僕らが入 る前のアルバム聴くと、前半期は僕はこのアルバムがベストだと思います。「ワインの匂い」というアルバムが。もう、いい曲いっぱい入ってます。
(牛嶋)入ってますよねぇ。
(大間)今聴いてもいいですけど。ほんとにいいです。
(牛嶋)やっぱり大間さんを目の前にしてやっぱりオフコースの話をしたいなぁと思うんですけどいいですかねぇ。
(大間)ええ、いいですよ。だっていたもん。(笑)
(牛嶋)そ、そうですよね、確かにいましたよね。へへへへへ・・・・。で、オフコースといえばまっ5人のグループだったんですけど、元々ほら小田さんと鈴木さんの2人だけだったじゃないですか、それに清水さんと大間さんと松尾さんが3人加わるって形だったじゃないですか、最初にドラム叩いたってい うのはなんて曲だったんですか?
(大間)ひとりで生きていければというね、「SONG IS LOVE」に入っているんですけれども。
(牛嶋)76年のリリースですよね。
(大間)よくご存知で。
(牛嶋)5月5日。
(大間)5月5日。僕はねぇまだ21歳だったんですよ。
(牛嶋)はい、以来オフコースに参加するようになって、正式加入ってことになる訳ですよね。
(大間)えええ。
(牛嶋)それはあのーちょっと僕、境界線がわかんないんですけど、いつ正式加入って形になっ たんですか?
(大間)僕もわかんないっすねぇ。あのー多分ですね、あの「愛を止めないで」を出して、アルバム「Three And Two」っていうアルバム作ったん ですよ、その前に「さよなら」が出て、それで田園コロシアムでライヴをやったんですよ。その頃です。
(牛嶋)あー、79年の「愛を止めないで」1月20日に出てますね。
(大間)そうですか。
(牛嶋)「Three And Two」は79年の10月20日リリースと。
(大間)その前後ですね。
(牛嶋)「愛を止めないで」からあの実際にジャケットに使われたのはLIVE風景の写真だったんですけれどその次の時から5人が必ずこうジャケットに載るようになってましたね。
(大間)ようやくジャケット出させてもらって、「Three And Two」で。
(牛嶋)でも2人から3人加わって5人になった訳ですよね。やっぱりあの小田さんの気分的なものってなんかあったんですかねぇ。変わったって いうか。なんか5人の方がオフコースとして打ち出した方がいいみたいな。あったんですかねぇ。
(大間)最初バックで僕ら3人入っても、気持ちはもうあのメンバーのつもりでいたんで、彼もそんな区別っていうか、小田さんもそんな境界線は引 かなかったんで、将来をみてたんじゃないでしょうかねぇ。いずれなんか同化していくっていうかねぇ。うん。
(牛嶋)ほんとにいろんな思い出があるかと思うんですけど、どうなんですかねぇ、一口には語れないって思うんですけど。
(大間)えー、やっぱり初期。僕らがその今牛嶋さんが言われたような正式メンバーになる、なってからの1年位とかね、アルバムでいうと「We are」あたりのねぇ、バンドとして出来上がってきて山を登っていくというね、一緒にその山を登っていったというのがね、バンドのその成り立ち から考えてこのバンドの一番いい部分はどういうところだろうって、売りっていうんですかねぇ。そういうものがはっきりわかってて、例えば10代の人から20代30代40代50代位の人が聴いても、1回聴いたら多分僕らをどこかでいいと思ってくれるというすっごい自信があったんです ね。そういうバンドが出来あがってる、出来あがっていく過程をね。やっぱり目の当たりにして、一緒にこう彼らの後姿を僕ドラムなんで見てまし たから、それは自分にとってすごい財産だし、ひとつなんか誇りですね。
(牛嶋)ですよね。ほんとにたくさんの楽曲、でまたいい曲を編み出していますから、その曲も財産ですよね。
(大間)そうですよねぇ。

♪風に吹かれて♪(OFF COURSE)


(牛嶋)おおくりしたナンバーは「風に吹かれて」オフコースのナンバーだったんですが、この曲も大間さんが大好きみたいですね。みんな好きなんでしょうけど。
(大間)この曲はね、ちょっと思い出があるっていうか、この前に僕が入った「SONG IS LOVE」そして次に77年「Janction」、78年「Far away」って出したんですけど、僕らの中ではこの3作は迷いの3部作って言ってるんです。
(牛嶋)あー。
(大間)まだまだ、まだまだそのバンドがしっかり出来あがっていないという迷いの3部作って呼んでるんですけど。この後に出たシングルが「風に吹かれて」なんですよ。
(牛嶋)あっそうですね。
(大間)それでちょっと来たかなっていう、なんかちょっとつかんだかな?と。いいロックテイストとオフコースのそのハーモニーとかメロディー とか詩の良さとか、それがちょっと融合しつつあるなっていう開戦前夜っていうんですかね、そういう匂いがする僕はすごい好きな曲です。
(牛嶋)はーん、そうか。そういう風なことを聞くともう一回改めて聞き直してみようかなって気になりますねぇ。全部
(大間)なりますかぁ。うれしいなぁ。聴いてください。
(牛嶋)そんなオフコースも1989年に解散をむかえてしまいました。やっぱり残念でしたよね。
(大間)うーん。そうでしたか。
(牛嶋)残念でしたよ。僕、東京ドーム見に行きましたからね、最後。
(大間)ドームですか。それはドームありがとうございます。
(牛嶋)ははは。ドームありがとうございます。これはおもしろかったですよ。これはって言ったら失礼ですが。ははは・・。しっかし、大間さん 深刻な話してるんですから。
(大間)あああぁ。
(牛嶋)でも、もう再結成とかしないですかね
(大間)うっわー、いきなりくるんですか。そのネタが。
(牛嶋)もう最近ほら再結成流行りじゃないですか、やっぱりあのサウンドをもう一度みたいなとこあるんですよ。やっぱりファンとしては。
(大間)あのーお答えしましょう。やる、やらないはわかんないですね。はっきり言って。それで再結成して良くないバンドを見てるんで、あの正 直言いましてどのバンドとは言いませんけどね、あんまりやり方がよろしくない、自分の美学にないやり方をやってるバンドとかいるんで、ちょっ とああいう風にはなりたくないなっていうの正直なところやっぱりあるんですよね。思い出は思い出としてってのもあるしね。まぁ、その反面なん か1回くらいはやっていいかな?って思う気持ちもあるんですけど。でもこれやっぱりね、一概には言えないですよね。とても難しいご質問でし た。
(牛嶋)ええ、でも、小田さんもそうですし、ヤッさんもそうですし、大間さん、松尾さん、清水さん、皆さんがんばっていらっしゃるんでもうファンはそれで満足ですよ。でも。
(大間)みんなそれぞれ、小田さんはすごいですからね。がんばってね。ヤッさんも音楽活動しててちゃんと。僕らもまぁ3年前位からこの3人でなんとかまぁこうやってがんばっているんでね、どっかでそういうところでお会いしたいと思っているんですけどね。
(牛嶋)うーん。そうですね。
こんな感じで行われました
(牛嶋)さて、続いてA.B.C.のお話を伺いたいと思うんですけでども、オフコース解散した後って大間さん何されてたんですか?素朴な疑問なんですけど。
(大間)いろんな方のサポートとかやってましたね。そういうことをやりながらどっかで自分であのーなんか消化できない部分あったりして、それはきっとなんていうんだろうやっぱりオフコースという鎧が大きくてなかなか一人になってすごいしんどかった時期があるんですよ。現実の自分をね、なんかすっと絶つってことがね、すごい難しいと感じたことがあって。ちょっと自分としては東京を離れてね、家族で秋田に移住したんですよ。そっからようやくね、自分自身を取り戻すっていうか、で地元のFM秋田で番組を始めて、もう7年目になります。丸7年、ああ丸6年過ぎまして7周年目になったのか。今度はですね秋田に来られた折は是非1時間 出づっぱりってことで。
(牛嶋)おおー、いいんですか?いいんですかねぇ。
(大間)いいんですよ。イーデスハンソン。ははは
(牛嶋)ははは・・・.でも大間さんは秋田県の出身で、私も一応秋田県の出身ですんで、これで私が実家に帰る時の楽しみ一つが増えましたね。
(大間)増えました。バッチリでしょう。
(牛嶋)絶対遊びに行きますんで、ええ。

♪Bye Bye Baby♪(A.B.C.)


(牛嶋)お送りした曲はA.B.C.で「Bye Bye Baby」なんですけれども、これは松尾さんの作詞、作曲なんですね。
(大間)そうです。
(牛嶋)松尾さんのボーカル、ねぇ、相変わらず声はいいですね。
(大間)いいです。これはですね、あの松尾がちょっとニューオリンズチックっていうかねぇ、僕らの中でのその松尾とか僕らの中でのニューオリンズチックっていうか、ちょっとブルースはいってたりね、そんな軽妙な感じで音を仕上げてみようって思ってやったんですけどね。なかなか好きな曲です。
(牛嶋)ビートルズっていうのは大間さんにとってはどんな存在なんですかねぇ。
(大間)やっぱりルーツなんですけどねぇ。やっぱり昔ティーンエイジャーの頃、ビートルズから始めて聴いてきました。そして、ブリティシュロックそれからR&B、ロックンロール。このすべてやっぱり源は自分にとってビートルズで、汲んでも汲んでもね、泉が枯れないんですよ。ですから汲み方によっては自分の血になり、肉となりね、教えられることは多いし、そういうことでやっぱりもう一度そこから学んでいこうというね、ほんとにこれはねぇ真剣にそういう風に思って演奏していますんで、コピーじゃないんですよね、もうねぇ、なんか。あの自分達がオリジナルとおんなじように解釈して演奏してるつもりですんで去年くらいからですね、NHKのテレビ出たり、いろ んなところで今年は結構ライブができてます。まだ北の方を中心なんですがね。そしてこの度あの岡山山陽ツアー3ヶ所決まったんですがね。
(牛嶋)そうなんですよね。岡山でライブがあるということになりますんで、ちょっとご紹介しますと、11月16日(土)が勝山町のレストラン西蔵の方で、17日(日)倉敷市のCOOKIE JARの方で。18日(月)は岡山市のMO:GLAで3日連続で行うということになりますけれども。どんなライブになりそうですかね。
(大間)えー今はですね、あのー前半はアコースティックギターをすごいフルに使いましてね、そしてピアノを中心に、僕はパーカッションで、結構皆さんがご存知な曲もビートルズを中心にやります。そして後半はですね、一転ししまして、まぁその間にオリジナルもやります。今のA.B.C.も。後半はちょっとドラムの方に移動しまして、ハードめに叩くというシステムになっておるんですが、ただ、いろいろこうライブハウスの状況とか、もしかしてドラムが使えない状況もあるかもしれないんですけどあまり落ち込まないでですね、またパーカッションの新たな楽器も揃えてまいりましたんで、「カホン」というんですけどね。
(牛嶋)「カホン?」
(大間)いい楽器なんですこれが。南米のペルーの楽器なんですけど。あのー箱みたいな楽器なんですけど。
(牛嶋)へー。 ドンドンとテーブルを叩く。
(大間)ああ、ちょっとねぇ、ああ雰囲気は似てるかもしんないけど。バスドラとスネアみたいな感じで音がするんですよ。で、この楽器は寝て待たなきゃいけないんです。「カホンは寝て待て。」
(牛嶋)はははは。
(大間)で、この楽器「我が家のカホン」にしてるんですけどね。そういう風なそのほんとあんまりおもしろくない体感温度の下がるようなクールダウンするような話も交えて、3人でおしゃべりをしながらですね、ゆったり大人のライブをですね楽しんでいただきたいなと思います。あれから十何年たってあいつらどういう風になったんだろうと少しでもそんなことで興味がわきましたらねライブに是非いらして一緒に楽しんでいたければと思ってます。
大間さんは白いシャレを連発

♪D’ont Be Late, Gotta Ran♪(A.B.C.)


(牛嶋)続いてお送りしたナンバーは・・・
(大間)「D’ont Be Late, Gotta Ran」 というね、あのー清水が書いたんですけど、僕詩も書いたんですけど。一緒に。あの気持ちはもうブルース、そしてロックなんですよ。「早くしないと日が暮れちまうぜ、早くしないともう早く来いよ。行こうぜ。もう一つの山とか道に。新しい道に踏み込んでいこうよ。」まさしくですね、今のA.B.C.なんですよ。「そこに立ち止まっちゃいけない。荷物まとめて早く行こうぜ、この車に乗りなよ。」なんかそんなつもりで作りました。
(牛嶋)元気が出てくる感じですよね。ということで是非岡山でのライブを見に行っていただきたいと思いますが、11月16日(土)が勝山町のレストラン西蔵で、こちらの方が夜の7時からになりますよね。電話番号の方が0867-44-5300となっております。それから倉敷市のCOOKIE JARの方ですが、こちら電話番号12時から午後5時までは086-430-3173、そして午後5時から深夜12時までは086-425-9901となっております。そして11月18日(月)は岡山市のMO:GLAで行われますが、こちらの電話番号は086-235-3277となっております。で料金の方ですが、前売り券が4,500円、そして当日券が5,000円でワンドリンクが付いているという形になりますよね。
(大間)はい、そうです。
(牛嶋)さぁ、ということで、今日はですね、A.B.C.の大間ジローさんをお迎えしている訳なんですけれども、大間さん、ここからちょっと個人的なことで申し訳ないんですけれども、やはりあの小田さんと鈴木さんに僕はインタビューしたことがあるんですよ。ですから今回大間さんにお会いしてあと残り二人いらっしゃるじゃないですか、やっぱりちょっと話聞きたいんですよ。
(大間)もう完全制覇。
(牛嶋)はい。完全制覇。
(大間)牛嶋完全制覇、オフコース。
(牛嶋)そう、そうしたいもんですから、電話をかけていただいたんですね。
(大間)はい、そうです。電話しました。
(牛嶋)じゃあ、ちょっと早速、もしもし?
(清水)もしもし。
(牛嶋)えっ、もしかして、仁さんですか?
(清水)そうです。
(牛嶋)あぁーっ、うれしいなぁー。
(大間・清水)ははは、ふふふ・・・。
(牛嶋)もうねぇ、オフコースの大ファンだったんですよ。僕。ええ。お元気ですか?
(清水)元気ですよ。
(牛嶋)はい。清水仁さんはベースを担当されてましたよね。大阪出身で、大阪弁がやたらに耳に残ったりして、常に小田さんの横に居て、何か話をしたりとか、あとボーカルを入れてる時にこうなんか指示を出したりとか、されてましたね。小田さんと異常に仲良かったなぁって感じするんですけどね。
(清水)いえ、あのですね、まぁ仲がいいっていいますか、なんとなくこう役割分担みたいなもんがありましてね、オフコースの時に。あのそれでスタジオでレコーディングとかなるとまぁ、たまたま僕が小田さんのボーカル録りのディレクションをやったりすることが多かったってことだけなんですけどね。
(牛嶋)ああ、そうですか。じゃ、そういうところが割と映像になったりする機会が多かったので、んー、いつも一緒についてるみたいな感じがしたんですけどね。
(清水)いや、そんなことはないですよ。そんなことないです。
(牛嶋)あのー、仁さんオフコースの時にカメラにはまってましたよね。
(清水)そうですねぇ。後半ですね、実はまぁあの頃ですね、ヤッさんが辞めるとか辞めないとかっていう話があったんですね。実はね。その頃、じゃぁこのバンドもう解散なのかなぁみたいな時に丁度カメラ始めちゃって。そんでまぁみんなステージ撮ろうかなと記念にと思って始めたのがきっかけのような気がするんですけどねぇ。
(牛嶋)なるほど。じゃあ、きっと数多くの写真を撮られたんでしょうね。
(清水)そうですねぇ。いっぱい撮りましたねぇ。
(牛嶋)ところで、大間さんに聞きたいんですけど、仁さんってどんな方ですか?
(大間)仁さんねぇ。もうリーダーなんですよ。それで僕と松尾が一番下の年代なんでで29年。そしてヤッさんと小田さんは22年、23年の団塊の世代の厳しい世代なんで、そこの世代から仁さんが25年の世代で丁度、えー僕にとってはすぐ上の兄貴がいて何でも話せる、甘えられる存在でした。今もそうなんですけど。今は逆かな?ははは。
(牛嶋)でもこの3人のライブがまた見られると非常に嬉しく思っているんですけど。どうですかね、意気込みとして。
(清水)そうですね、やっぱりあの岡山近辺の方はこの3人で全く行ったことないし、未知なんで緊張もあるし、まぁその動員数のことも現実的なこともいろいろあると思うんですけど、とにかく来てくれた方達にはもうとりあえず楽しんで帰ってもらうっていう気持ちでいっぱいですけどもね。
(牛嶋)はい、是非楽しみにしていますので。気をつけて岡山の方にいらっしゃっていただきたいと思いますんで。今日はほんとにお忙しいところありがとうございました。
(清水)はい、どうもありがとうございます。
(牛嶋)いやぁー、でも清水仁さんにねぇ、電話なんですけれどもお話うかがえてもう大感激ですよ。
(大間)あと一人、あと一人。
(牛嶋)あと一人。いやぁーなんかのってきたなぁ。という感じで繋がってるんですか?もう。もしもし?
(松尾)もしもし。
(牛嶋)あと一人ということは?
(松尾)ああ、のってましたねぇ今なんか。
(牛嶋・大間)ははははは。
(松尾)えー、A.B.C.の松尾と申します。
(牛嶋)うわー、松尾さんだぁー。うれしーいなぁ。
(大間)同県人。
(牛嶋)あっ同県人ですよね、ほんとに。
(松尾)ええ。
(牛嶋)オフコースに秋田県出身が二人いらっしゃって、すごいうれしくってね。ええ、秋田から送り出したオフコースみたいなそんなところがありましたけどねぇ。はい。
(大間)あははは。
(牛嶋)あの松尾さんはギターとボーカルを担当されてましたけどねぇ、やっぱりあの歌ってましたんですごい目立ってましたね。目立ってるっていうかいろんな曲出されて。はい。せつなくてとかも良かったし。ええ。
(松尾)あ、ありがとうございます。
(牛嶋)僕が好きだったのは「君を待つ渚」なんですよ。
(松尾)ああ。
(牛嶋)あの「寂しいなぁ」っていうのがねぇ。あれ今やれないですか?
(大間・松尾)ははは。
(牛嶋)一言でいいんですけど。
(松尾)いやぁー。いやぁ、楽しくてねぇ、寂しくないですねぇ
(牛嶋・大間)はははは・・・。
(大間)うまいこというなぁ。
(牛嶋)じゃあ、楽しいなぁにしましょうか。
(松尾)いや、もうあの、あの曲がねぇ、キーが高いんですよ。若い頃しかあの歌えない曲で下げるとなんかパッとしないし、あのよくファンの方にも言われるんですけどねぇ、なかなかあの曲歌うの は大変ですねぇ。
(牛嶋)そうですか。まぁ、加山雄三さんの大ファンだったっていうことなんですがね。
(松尾)そうなんですね。はい。まぁ大ファンだったんで敬意を表してそれっぽい曲をちょっと1曲作ってみようかなって感じで作ったんですけどね。あの当時。
(牛嶋)ええ。はい。最後の言葉が「愛してる」で。あれはねぇ。
(大間)あはははは。
(松尾)若気の至りっていうかねぇ。
(牛嶋)いやいや、ラジオ聞いてる方で解からないって方がいらっしゃると思うんですけど。曲の中にセリフが入ってまして。バックで今流れてますけど・・・。ちょっとその部分だけ。

♪(寂しいなぁ、君がいないとつまんねぇや。僕は君と離れていられないんだ。愛してる。♪

(牛嶋)ああ、この部分ですね。いやいやいやいや・・。
(大間)いやいやいやいや。
(牛嶋)ほんとにほんとに。
(松尾)いやいやいや。
(牛嶋)はい、ねぇ。その他松尾さんっていうのは非常にユニークな方で長嶋茂雄さんのものまねとかうまかったですよね。
(松尾)そーですね。あのー。
(牛嶋)あの、そーですねっていうのそれ長嶋さんですよ。それ。
(松尾)1ステージだいたいねぇ、終わったくらいになるとあのコーラスがねぇ高いパートが多かったもんですから、あの喉がこうつぶれちゃうっていうかね、そうするとあの長嶋監督によく似ちゃってたんでもうだからマネというよりはあの自然にそういう声になっちゃうっていうかそんな感じだったんです。
(牛嶋)あー、なるほど。似てますもんね。
(松尾)いやいやいや。
(牛嶋)そしてまぁ作曲者としてもおなじみで。あの稲垣潤一さんのデビュー曲「雨のリグレット」。作曲されましたよね。
(松尾)そうですねぇ。
(牛嶋)あの曲もめちゃくちゃ良くて。僕、稲垣潤一さんの曲の中で一番好きな曲が「雨のリグレット」なんですよ。
(大間)イェーイ。
(松尾)え、いやいやいや、どうもありがとうございます。
(牛嶋)ほんとにほんとに。ですから今度岡山で是非ライブに来ていただけるのが楽しみなんですけれどね。どうですか、意気込みとしては。
(松尾)あのね、岡山だから14年ぶりだと思うんですよ。14,5年ぶりね。それでいつもはだいたい岡山だとか倉敷だけだったような気がするんですよね、オフコースの頃は。今回はもうちょっとこうまわれるっていうので、今から楽しみなんですよ。えー、がんばりますよ。
(牛嶋)えー。是非ほんとに秋田県出身同志で、またそういう会を作れたらなんて思ってますけれどね。
(松尾)いいですね。
(大間)いいですね。
(牛嶋)オフコース秋田会とか。なんか作りたいですね。
(大間)秋田岡山会とか。
(牛嶋)はい、そうですね。
(大間)はははは・・・。
(牛嶋)はい。本当に今日はお忙しいところありがとうございました。あの11月、気をつけて岡山の方へいらっしゃっていただきたいと思います。
(松尾)はい。わかりました。
(牛嶋)どうもありがとうございました。
(松尾)どうもありがとうございました。どうも。

♪恋の予感♪(A.B.C.)


(牛嶋)お送りした曲は「恋の予感」A.B.C.のナンバーだったんですけれどもねぇ。
(大間)これはもうあの松尾先生が作ったバラードの松尾という真骨頂。松尾のメロディアスな部分がもういっぱいもういいところたくさん出てるもう名曲だと思います。たぶん今後のA.B.C.の初期のバラードの名曲になると思います。これから12月なんですけれどもなんかいいですよ。この季節。
(牛嶋)うん、しっとりと聴かせてくれますよね。ちなみにあのA.B.C.の音源っていうのはこれどこで買えるんですかねぇ。
(大間)あの、買えないんですね。今は普通のレコード店では。今は残念ながらライブ会場の販売とネット販売のみなんですよ。ですみませんそういうことで、今度のライブ会場とネットはですね、ホームページ申し上げます。www.abcweb-jp.comです。
(牛嶋)www.abcweb-jp.comですね。こちらの方までアクセスをしていただきたいと思います。ということで大間さんほんとにお二人と繋いでこれで完全制覇ですね。
(大間)完全制覇クリアよ。おめでとうございました。
(牛嶋)いやぁー、うれしいなぁ。いやぁ、ほんとにありがとうございました。やっぱりこれは大間さんが岡山に来てくださらないとこれが実現しなかったってことになりますからね。
(大間)とんでもありません。3人で来たらもっと良かったんですけど。
(牛嶋)いやぁー、でもねまた11月にいらっしゃいますから。
(大間)そうです。そのときですね、是非いいですか?遊びに来て3人で
(牛嶋)いや、全然結構ですよ。
(大間)嫌がりません?
(牛嶋)全然。大歓迎しますよ。
(大間)わかりました。じゃ、その時にまた顔を見てください。よろしくお願いします。
(牛嶋)ほんとに今日は岡山に来ていただいてありがとうございました。私の夢がこれでひとつかなったなって気がするんですけどね。ゲストはA.B.C.の大間ジローさんでした。ありがとうございました。
(大間)ありがとうございました。
収録終了後に記念写真